義歯との違いについて
固定式義歯(ブリッジ)について

▲抜けた歯1本分を補うブリッジ
ブリッジは、抜けた歯の両隣の歯を削って、そこに橋のように義歯をかぶせて固定する方法です。固定されているため、通常は不便さや違和感を感じにくい治療です。
構造としては、抜けた歯の本数と両隣の歯にかぶせる治療物を作り、セットします。1本の歯が無い場合は3歯分の治療物を、2本並んで失われた場合は、4歯分の治療物が必要になります。
抜けた歯の隣に丈夫な歯がある場合に、選択されることが多い治療法で、1本から数本までの欠損に対して行われることが多いです。
治療を選択する上で知っておきたい点は、支えにする両隣の歯は、かなり大きく削らなければいけないことと、抜けた歯の分まで、支えの歯に過剰に負荷がかかることです。そのため、支えの歯の寿命は短くなる傾向があります。
健康な成人の歯の場合、噛む瞬間に通常で45〜75kg、歯をくいしばった際には、100kg近くまで力がかかる場合があります。
抜けた歯にかかるはずだった負荷は、支えにしている歯に、分散してかかることになります。削られて多少弱くなっている歯に、それだけの負荷が余分にかかるため、長期的には、支えにしている歯が失われる可能性が高くなる傾向があります。
ブリッジの噛み心地は?
▲ブリッジとは、両隣の歯を削って連結冠をかぶせる治療です。
ブリッジの場合は、ぴったり合うように作られ、支えになっている歯が健康で強度が十分にあるなら、天然の歯の噛み心地と比べて、違いや違和感はほとんどありません。 ただ、模型を取って治療物を作る段階で適合がよくなかった場合や、支えになる歯が弱い場合には、ぐらぐらしたり揺れたりする可能性があります。 はじめは良好だった噛み心地も、時間の経過につれて支えの歯が弱くなれば、噛みにくくなってくる可能性があります。 どれだけの期間良好に噛めるかは、支えの歯の強さによるところが大きいです。
見た目はどうですか?

▲様々なブリッジ
ブリッジには、様々な形状と材料のものが存在します。
すべて金属のもの、裏側が金属のもの、セラミックのもの、セラミックの内側に貴金属のフレームのものなどがあり、それぞれに違いがあります。
健康保険では、治療する歯の本数や場所によって、使える材料や形状が細かく定められています。定められた形状、材料以外のブリッジをご希望の場合は、健康保険適応外になります。
どのくらいの期間持ちますか?

ブリッジの寿命は、ブリッジの設計や、ブリッジを支えている歯強さによって異なります。短くて数年、長くて十数年程度が一つの目安です。
ブリッジを支えている天然の歯は、支えの歯をかけるために、大きく削られます。その上に、抜けた歯の分まで、過度な負荷がかかりますので、徐々にダメージで弱まり、ブリッジの支えにしない場合に比べると、寿命は短くなります。
支えの歯が弱まり、ぐらぐらになってくると、ブリッジも揺れたり、不安定になります。そして支えの歯に限界が来ると、その歯は抜けてしまう場合が多いです。そうなると再治療を行わなくてはなりません。再度ブリッジで治療する場合、今まで支えにしていた抜けた歯の隣の歯を、新たな支えの歯として利用する事になり、その歯がまた弱って、と、歯を失う負のスパイラルに陥る場合があります。
その一方で、これといったトラブル無く、長くブリッジをご使用になれる方もいらっしゃいます。
ブリッジは違和感も少なく、ほぼ普通に噛むことができますので、健康な歯が支えに利用できる方の場合は、現実的な選択肢の一つとして、一般的に行われる治療でもあります。
ブリッジのメリットとデメリットをご理解頂いた上で、ご自身に適した方法で、歯の治療法をご選択下さい。
